ゲームのPingやパケットロスを改善できる「GearUP」。
VALORANTやAPEXなどのオンラインゲームで通信を安定させたい人には気になるサービスですが、初めて知った人なら、
- GearUPって怪しくない?
- 海外のサービスだけど安全?
- 普通のVPNとは何が違う?
- VALORANTで使ってVanguardに検出されない?
- APEXでBANされる可能性はない?
と不安になるのではないでしょうか。
筆者自身もGearUPを実際に契約し、VALORANT・APEX Legendsで使用しています。
先に調査結果をまとめると、GearUPは運営会社・利用規約・プライバシーポリシーなどが公開されている実在のゲーム向けネットワーク最適化サービスです。
一般的なVPNとも目的が異なり、ゲームデータや操作を変更するのではなく、ゲームサーバーまでの通信経路を最適化することを目的としています。
一方で、VALORANTやAPEXの運営元がGearUPという製品名を個別に「公式認定している」とまでは確認できませんでした。
そのため本記事では、「GearUPなら絶対にBANされない」と断定するのではなく、GearUP・Riot Games・EAが公開している情報をもとに判断していきます。
| 気になるポイント | 調査結果 |
|---|---|
| GearUPは実在するサービス? | ○ 運営会社・規約・プライバシーポリシーを確認可能 |
| 普通のVPN? | △ VPNに似た部分はあるが、ゲーム通信の経路最適化が中心 |
| ゲームデータを改変する? | GearUPは通信経路の最適化サービスとして提供 |
| VALORANTで絶対BANされない? | 「絶対」とは断定できない |
| APEXで絶対BANされない? | 「絶対」とは断定できない |
| 筆者の使用状況 | VALORANT・APEXで実際に使用中 |
※本記事は2026年9月時点で公開されている公式情報をもとに作成しています。ゲームやアンチチート、GearUPの仕様・規約は変更される可能性があります。
そもそもGearUPとは?
GearUPは、オンラインゲームのPing・パケットロス・ジッターなどの通信問題を改善するためのゲーム向けネットワーク最適化サービスです。
PCのGPUやCPUを高速化してフレームレートを上げるソフトではありません。
GearUPが行うのは、主に自分の端末からゲームサーバーまでの通信経路の最適化です。
オンラインゲームでは、自宅からゲームサーバーへ直接データが届いているわけではなく、ISPや複数のネットワークを経由しています。
その途中に混雑した経路や効率の悪いルートが存在すると、Pingスパイクやパケットロスなどが発生することがあります。
GearUPはゲーム通信を別の最適化された経路へ通すことで、こうした問題の改善を狙います。

GearUPが「怪しい」と感じる理由
筆者自身、GearUPについて初めて調べたときに「これは何をしているソフトなんだろう?」という疑問がありました。
GearUPを怪しいと感じる理由としては、主に以下が考えられます。
- 日本ではまだ知名度がそれほど高くない
- 海外企業が提供している
- 「Pingを下げる」という仕組みが分かりにくい
- VPNとの違いが分かりにくい
- ゲーム中に外部ソフトを起動することへの不安
- VALORANTなどではアンチチートが動作している
特にFPSプレイヤーなら、「第三者製ソフト=アンチチートに検出されるのでは?」と考えるのは自然です。
そこで、まずGearUPを運営している企業について確認してみました。
GearUPの運営会社は?
GearUPの現在の利用規約では、サービス提供会社としてGearUp Portal Pte. Ltd.が記載されています。
利用規約にはシンガポールの登録住所や法人登録番号も掲載されており、サービス利用条件についても公開されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス | GearUP |
| 運営会社 | GearUp Portal Pte. Ltd. |
| 所在地 | シンガポール |
| 主なサービス | ゲーム向けネットワーク最適化サービスなど |
| 利用規約 | 公式サイトで公開 |
| プライバシーポリシー | 公式サイトで公開 |
少なくとも、運営元が分からず利用規約も存在しないような正体不明のソフトとは異なります。
ただし、「会社情報が公開されている=すべてのリスクがゼロ」ではありません。
インストール型のサービスを利用する以上、どのような情報を取得するのかも確認しておく必要があります。
GearUPはVPNなの?
GearUPについて調べると、「ゲームVPN」「VPNみたいなサービス」と説明されることがあります。
しかし、一般的なVPNとGearUPは目的が異なります。
GearUP自身も現在の公式情報で、一般的なVPNとは異なり、端末のすべての通信をVPNトンネルへ通すのではなく、ゲーム通信を対象に経路を最適化するサービスとして説明しています。
| GearUP | 一般的なVPN | |
|---|---|---|
| 主な目的 | ゲーム通信の最適化 | プライバシー・IP変更・地域変更など |
| 対象 | 主にゲーム通信 | インターネット通信全般 |
| Ping | 改善を目的としている | 中継により増える場合もある |
| パケットロス | 改善対象 | 主目的ではない |
| ジッター | 改善対象 | 主目的ではない |
| ゲームサーバー選択 | ゲームに合わせた最適化 | VPNサーバーを選択する方式が一般的 |
ただし、技術的には通信を別の中継経路へ通すなど、VPNと似た考え方が使われる部分もあります。
そのためAIM-GEARでは、GearUPを単純に「VPN」と呼ぶより、
「ゲーム通信に特化したネットワーク経路最適化サービス」
と説明するのが最も分かりやすいと考えています。
GearUPはゲーム内容を書き換えるソフトではない
BANの可能性を考えるうえで重要なのが、GearUPがゲーム内で何を変更しているのかという点です。
GearUPは、エイムを自動化したり、反動を減らしたり、敵の位置を表示したりするソフトではありません。
目的はゲームサーバーまでのネットワーク経路を最適化することです。
例えば、
- エイムを補助する
- リコイルを自動制御する
- 敵を透視する
- マクロで操作を自動化する
- ゲームデータを書き換える
といった、ゲームプレイそのものに不公平な優位性を与えるチートツールとは目的が異なります。
筆者が実際にVALORANT・APEXで使用した際も、GearUP側で行った操作はゲーム・サーバーを選択してネットワークブーストを開始することでした。

GearUPを使うとVALORANTでBANされる?
VALORANTプレイヤーが最も気になるのはここでしょう。
VALORANTではRiot Vanguardというアンチチートシステムが使用されています。
Riot Gamesの現在のサービス規約では、MOD・ハック・チート・スクリプト・ボット・トレーナー・自動化プログラムなど、Riotのサービスと相互作用する許可されていない第三者プログラムの使用を禁止しています。
また、Riotはチートやハッキングを防止するため、プレイヤーのPC上でもサービスの利用状況を監視する場合があるとしています。
ではGearUPはどうなのか。
筆者が2026年9月時点でRiot Gamesの公式規約・関連情報を確認した範囲では、「GearUP」という製品名を名指しして許可または禁止している記載は確認できませんでした。
そのため、
「Riot公式がGearUPを認定しているから100%安全」
と説明するのは適切ではありません。
一方、GearUPが提供している機能はゲームプレイの自動化やゲームメモリの読み取りによって競技上の優位性を得るものではなく、ネットワーク通信経路の最適化を目的としています。
筆者自身も現在VALORANTでGearUPを使用して検証しています。
現時点では通常通りプレイできていますが、これは将来を含めてBANされないことを保証するものではありません。
VALORANTはアンチチートや利用規約が更新される可能性があるため、不安な場合は最新のRiot Games公式規約やサポート情報も確認してください。

GearUPを使うとAPEXでBANされる?
APEX Legendsについても基本的な考え方は同じです。
EAはAPEXの公式ルールで、エイムボットやウォールハックなど、不公平な優位性を得るための第三者製ソフトウェアをチートとして禁止しています。
2026年にはアンチチート対策がさらに強化されており、XIMやTitanなど入力を操作して不公平な優位性を得る第三者製デバイスへの取り締まりも強化されています。
一方、筆者が確認したEAのAPEX公式ルールでは、GearUPというサービス名を個別に禁止・許可する記載は確認できませんでした。
そのためAPEXについても、
「GearUPなら絶対にBANされない」
と断言するのは避けるべきでしょう。
重要なのは、EAが問題としているのがチートや不正なツールによって他プレイヤーより不公平な優位性を得る行為だという点です。
GearUPはエイムやリコイルなどのゲーム操作を変更するのではなく、ネットワーク通信の経路最適化を目的とするサービスです。
筆者もAPEXで実際にGearUPを使用して検証していますが、現在のところ通常通りプレイしています。

「第三者製ソフト=すべてBAN対象」ではない
ここは誤解しやすいポイントです。
ゲームをしながら使用する第三者製ソフトはGearUPだけではありません。
例えばゲーマーは、配信ソフト、ボイスチャット、マウス・キーボード設定ソフトなど、さまざまな外部ソフトを同時に使用しています。
問題になるのは単純に「第三者が作ったソフトだから」というより、そのソフトがゲームにどう作用するのかです。
ただし、最終的に何を許可・禁止するかを決定するのはゲーム運営会社です。
今後Riot GamesやEAの規約、アンチチートの仕様が変更される可能性もあるため、外部ツールを利用する以上は最新情報を確認することが重要です。
GearUPは個人情報を収集する?
「安全性」という意味では、BANだけでなく個人情報についても確認しておきたいところです。
GearUPの現在のプライバシーポリシーを見ると、サービス利用に伴って一定の情報が収集されることが明記されています。
例えば、サービスの利用方法によって以下のような情報が対象になります。
- アカウント・プロフィール情報
- IPアドレス
- 端末やOSなどの技術情報
- ISPなどのネットワーク情報
- Ping値
- IPアドレスなどから推定される国・地域・都市情報
- サービスの利用状況
- 決済に関連する一部情報
ネットワーク最適化サービスなので、IPアドレスやPing、ISPなどのネットワーク情報を扱うこと自体はサービスの性質上理解できます。
しかし、「GearUPは個人情報を一切取得しない」という説明は正しくありません。
GearUP側もプライバシーポリシーで、取得する情報や利用目的について公開しています。
また、データは居住地域以外のサーバーで保存・処理・転送される場合があることも利用規約・プライバシーポリシーに記載されています。
この点が気になる人は、インストール前にプライバシーポリシーを確認してから利用することをおすすめします。
GearUPのデータセキュリティは?
GearUPのプライバシーポリシーでは、個人情報を不正なアクセス・紛失・開示・改ざんなどから保護するため、管理上・技術上・物理的な安全対策を実施すると説明されています。
一方で、インターネット上の通信について完全な安全性を保証することはできないという注意も記載されています。
これはGearUPに限らずオンラインサービス全般に当てはまる話ですが、
「安全対策を実施している」ことと「情報漏えいの可能性がゼロ」なのは別
と考えておいた方がいいでしょう。
GearUPのプライバシーポリシーでは、少なくとも取得する情報・利用目的・データ移転・セキュリティ対策などについて確認できます。
GearUPを使うときに注意したいこと
GearUPを利用するのであれば、以下の点は意識しておくことをおすすめします。
ゲーム公式の規約を優先する
GearUP側が「安全」と説明していても、実際のゲーム利用について最終的な判断を行うのは各ゲームの運営会社です。
特にVALORANTのようにアンチチート対策が厳しいタイトルでは、ゲーム側の最新規約を優先しましょう。
地域制限の回避目的では慎重に使う
一般的なVPNでは、IPアドレスを変更して地域制限を回避する用途もあります。
しかし、ゲームによっては地域・サーバー・サービス提供地域に関する独自のルールがあります。
GearUPを使う場合も、ゲーム側の地域制限や利用規約を意図的に回避する目的で利用する場合は、事前にそのゲームの規約を確認してください。
公式サイトからインストールする
GearUPを利用するなら、出所の分からないダウンロードサイトではなく、公式サイトから入手することをおすすめします。
これはGearUPに限らず、PCへインストールするソフト全般で重要です。
結論|GearUPを「怪しいソフト」と決めつける必要はないが、100%安全とも断定しない
GearUPについて運営会社・仕組み・プライバシーポリシー・VALORANT・APEXの規約まで調査しました。
結論として、GearUPは運営会社や利用規約、プライバシーポリシーが公開されているゲーム向けネットワーク最適化サービスです。
一般的なVPNとは目的が異なり、主にゲーム通信の経路を最適化してPing・パケットロス・ジッターなどの改善を狙います。
また、エイム補助・リコイル制御・マクロなど、ゲーム内で不公平な優位性を得るためのチートツールとは用途が異なります。
一方で、今回確認したRiot Games・EAの公式情報では、GearUPという製品名を個別に「公式認定している」とする記載までは確認できませんでした。
したがって、AIM-GEARとしては、
「GearUPを使っても絶対にBANされない」
とは断定しません。
筆者自身はGearUPを契約し、VALORANT・APEXの両方で実際に使用して検証しています。
現在まで通常通りプレイできていますが、ゲーム規約やアンチチートは今後変更される可能性があります。
安全性について納得したうえで「実際に自分の回線で効果があるのか?」が気になる人は、3日間の無料トライアルを利用してPing・パケットロス・ジッターを比較してみるのが分かりやすいでしょう。
※GearUPの仕様・無料トライアル・キャンペーン・ゲーム側の規約は変更される可能性があります。利用前にGearUPおよび各ゲームの最新公式情報をご確認ください。


